曲紹介 (SoundCloud)

NUUAMM - "深海の人"

2015/05/02

.NUUAMMは京都出身のそのしっとりした歌声と、煌びやかなアコギの演奏が特徴的な、森ガールっぽいシンガーソングライター、青葉市子と、下山という「サイコデリシャス・ハードポア」というサイケロック、ノイズロック、ハードコアが入り乱れたような覚醒的なロックをやっている関西のバンドのフロントマンで、ソロでは静寂のあるしっとりした音楽をやっているマヒトゥ・ザ・ピーポーのユニットである。

CINRA.NETによると、去年の4月から一緒に音を録るようになり、同年12月にはこの曲「深海の人」が含まれるセルフタイトルアルバム「NUUAMM」を出している。最近はツンデレで言えばデレの部分が多く出ている気がするマヒトゥ・ザ・ピーポーだが、そこには下山のような激しいバンドで自分を燃やした後のような静寂と、生々しさがある。それが青葉市子のアコギの弾き語りというシンプルなスタイルと共鳴している。この曲「深海」ではアコギの演奏にマヒトゥ・ザ・ピーポーの吐息や、ゆらゆら帝国の「フランキー・ティアドロップ」のカバーの様な底にいるような語り口調が入り、そこに青葉市子のしっとりした歌声がヒラヒラと舞うように囀っている。そんな音楽からは人の心の海の底のような世界観や、人の実在性といったものが生々しく、綺麗に表現されている。今後の活動に関しては、あまりライブをやる事をイメージしておらず、たまに二人で砂場で遊ぶようにして創作する事をイメージしているそうな。


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