曲紹介 (YouTube)

Sensate Focus - "X"

2014/03/04

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Sensate Focusは実験的な変則ミニマルビートの音源を数多くリリースする、 UKのシェフィールド出身の Mark Fellのプロジェクトであるようだ。これまでの彼のリリースは7つあり、 その内の6つはアーティスト名と数字が割り振られたタイトル名となっている。 この曲は"X"はクラシックの都として知られるオーストリアのウィーンに拠点を置くインディペンデントレーベル、 Editions Megoからリリースされている"Sensate Focus 1.6666666"からの一曲。

今まであまり聴いた事が無いタイプのハウス的ビートミュージック。 (一応僕がこの分野にはあまり詳しく無い事は言っておく) 圧迫感とキレとスッキリ感を併せ持つ電子ドラムによって刻まれるズレを感じさせるビートの上で、細切れにされたセクシーな男性ボーカルや、 抽象的で硬質なシンセなどが、ウワモノとしてズレのあるビートを刻む。また、一つ一つの音が丁寧に作られていて、 それらの音が互いに干渉し合う事なく、スッキリと整理整頓されている印象を受ける。 この辺の作業の質の高さが、この曲にある種の迫力を与えているのは間違いが無いだろう。 ざっくりまとめると完成度の高い音色群によって作られたビートのズレを楽しむ、独特で、洒落たビートミュージック。