曲紹介 (YouTube)

ya-to-i - "sumica"

2014/03/05

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OTOTOYによると、ya-to-i (ヤートーイ) はROVOや自らのソロ活動で有名な山本精一、ムーンライダーズの岡田徹、 元マンスフィールドの伊藤俊治からなるポップ・ユニットで、2001年から2002年にかけて2枚のアルバムを発表したものの、長らく活動休止状態にあったそうだ。 ところが2013年の2月に突如活動を再開し、同年10月には、フル・アルバム「Shadow Sculpture」をリリース。 このアルバムの制作には柴田聡子、じゅんじゅんの2人が全面的に参加している。 この曲「sumica」は、そのアルバム「Shadow Sculpture」からの一曲。

この朗らかな、何かこういまいち弾けきらない感じの清涼感のある女性ボーカルが可愛いらしい。 ドラムとピアノを基調としたトラックに、電子サイケを感じさせる効果音的なパッド、浮遊感のあるシンセ、 カメラのシャッター音、機械音声のようなコーラス音など、様々な音が入れられる。 最後は同じフレーズが何度か繰り返されて、そのシュールな映像と相まって何か催眠をかけられているような気分になる。 全体としては実験性は高いものの、至ってポップである。この二つの要素は完全に両立されている。 (特定の条件を満たせば、この一見相反するように思える二つの要素は、容易に相反するものではなくなるのかもしれない。それに関しての考察をこちらに少し書かれている。) それに加えて清涼感のある電子サイケデリックポップであるという点を踏まえると、嶺川貴子を想起せずにはいられない。 また、UKポストロックの先駆け的なバンドであるDisco Infernoや、ツチヤニボンドが好きな人もきっと反応する曲であるだろう。