曲紹介 (SoundCloud)

cokiyu - "untitled new"

2014/09/26

歌モノの抽象的な電子音楽を中心として制作する女性アーティスト、cokiyuの新曲"untitled new"はクリックハウス風味のトラックの上に、彼女の透明感のあるヴォーカルが入るといった趣だ。彼女の以前の作品と比べると、かなりビートに力を入れているような印象を受ける。クリックハウスのビートはビートと言っても、例えば普通のハウスやHipHopのような太いビートで押していくようものではなく、音の粒やFXでビートを刻んで、それをステレオの左右に散りばめて、その気持ち良さを味わうといった類のものだ。この界隈の音楽としてはJan Jelenikが著名である。この手の音楽をやろうとすると、音楽として無機質になってしまいがちであるのだが、彼女の透明感のあるチルな歌声、吸い込まれていくなメロディ、巧みなアレンジによって、有機的な音楽となっている。

夏に合いそうなチルなトラックだが、聴いていると冬っぽい情景も浮かんでくるので、少し寒くなってからでも十分に合いそうな音楽だ。


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