曲紹介 (SoundCloud)

Lamp - "A都市の秋"

2014/09/29

Lampは2000年に結成された染谷太陽、永井祐介、榊原香保里の三人組のバンドである。これまでに7枚のアルバムと一枚の音源集を出している。その音楽性はロマンティシズムと郷愁感の溢れる、甘酸っぱいシティポップといった趣だ。メロディの調の変え方が巧みで、それが曲に良い捻りを生みだし、フックのある曲を大量に生み出す事に成功している。また、常に彼らの音楽からは一定温もりを感じられるのも特徴的だ。

この曲「A都市の秋」は今年2月に発売された「ゆめ」というアルバムに収録されている。また、この曲には今年の10月22日にアルバム"PROMENADE"をリリースする予定の北園みなみが編曲者として参加している。そのせいだろうか、ビッグバンド風味のゴージャズさのある曲に仕上がっている。榊原香保里の温かみのある、愛らしいヴォーカルがリードし、サビになると文系男子系の男性ヴォーカルが歌い、その後はこの男女のヴォーカルがかけあうようにして、秋の恋愛が主題となっている歌詞を歌うこの曲からは、胸キュンものの幸福感と郷愁感が溢れ出ている。何となく、Lampの曲がいつも幸福感が溢れているのは、日々が過ぎゆく事が解っているからなのかもな、なんて事を思った。


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