曲紹介 (YouTube)

新川忠 - "アイリス"

2015/01/24

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Lampの「ゆめ」というアルバムにレコーディングで参加している、シンガーソングライターの新川忠が、2005年の2ndアルバム『Christy』以来10年ぶりとなる新作の3rdアルバム、『Painting of Lights』を2015年1月11日リリースしたようだ。この曲「アイリス」は同アルバムのオープニングトラックである。ちなみにこの「アイリス」は曲の内容からして、ギリシア神話に出てくる虹の女神、イーリスの事を指しているのではないかと思われる。

このロマンティシズム漂う、ポピュラーミュージックとしてのフックのある楽曲は山下達郎のそれを想い起こさせる。80年代、90年代のポピュラーミュージックの良い部分が受け継がれている印象。その楽曲の上で、新川忠の力みの無い、心地良い、甘いヴォーカルで、甘い恋愛の歌詞を歌う。彼のヴォーカルの快楽性と中毒性ドローンミュージックに通ずるものがあり、延々と彼のヴォーカル及び楽曲を聴いていたい気にさせる。巷では日常生活を破綻させかねない危険な魅力を持っている、と表現されそうだが、逆に僕はこうした快楽性を持って日常を過ごす事は、日常生活のあゆる物事を解決し、それらがスムーズに回るようにし、例えば仕事なども捗らせるように思うのだ。